10月以降が「*」なら、年金は振り込まれないのですか?
日本年金機構は、8月・9月の通知書で10月以降が「*」の場合、10月以降の金額を別の年金振込通知書で知らせると案内しています。「*」だけで支給停止や前回と同額とは判断しません。改めて届く通知を確認し、表示が分からなければ日本年金機構へ問い合わせます。返済予定の入金欄には、確かめられるまで「未確認」と記録してください。
この記事の結論
Q. 10月も前回と同じ年金額が入ると思って、住宅ローンの返済を組んでいい? A. 前回と同額とは限りません。年金振込通知書の①年金支払額、②天引きされる保険料・税額、③控除後振込額を確認します。10月は介護保険料の天引き額が変わる可能性があります。「*」は金額の確定ではないため、改めて届く通知を確認し、未確定の入金で返済予定を埋めないでください。
年金振込通知書は、「年金支払額」「天引きされる保険料・税額」「控除後振込額」の順に読みます。日本年金機構の「年金振込通知書」の説明では、年金支払額は控除前の金額です。住宅ローンに使えるお金を考えるとき、最初の大きな数字だけを家計表へ写すと、手元に残る額とずれてしまいます。
確認の出発点は、手元にある通知書の対象月です。10月の欄を見ているか、前回支払額の欄を見ているかを確かめます。複数の通知がある場合は、どの支払月について知らせたものかを並べてください。古い通知の金額と新しい通知の保険料を組み合わせて計算しないようにします。
天引き額は、介護保険料だけではありません。通知書に記載された医療保険料や税の欄も確認します。どの欄が表示されるか、いくら差し引かれるかは人によって異なります。差引き後の「控除後振込額」が、通知書で確認する振込金額です。これは生活費も含めて使うお金で、全額を返済へ回せるという意味ではありません。
私は、通知書一枚で差引き前と差引き後を見比べられる点を評価しています。通帳の入金額だけでは分からない変化を、欄ごとに追えるからです。一方で、家計を組む人には「どの数字を使うか」が先に伝わってほしい。見方が分かることと、返済に回せる額が分かることの間には、生活費の確認が一つ残ります。
10月の年金振込額は、前回と同じとは限りません。日本年金機構のFAQは、市区町村が決めたその年の介護保険料が、10月の年金からの天引きに反映される仕組みを説明しています。年金から差し引く方法を「特別徴収」と呼びます。2026年6月3日更新の原文を、2026年9月23日に確認しました。
8月・9月に届いた通知書で、10月以降の金額が「*」になっている場合があります。日本年金機構は、この場合、10月以降の金額を改めて年金振込通知書で知らせると案内しています。「*」は、前回と同額を入れてよいという印ではありません。通知書を見ただけで年金が止まると決めつける必要もありません。
見落としやすいのは、数字が印刷されていても予定額の場合がある点です。同機構の通知書の見方には、保険料や住民税等の対象欄に、8月以降は6月の額を予定額として載せる旨の注記があります。決定額は市区町村からの通知で確認する案内です。数字があるだけで、10月の額まで確定したとは読めません。
私は、変更時に改めて通知される仕組みは、差額を確認する助けになると考えます。ただ、返済日のある家計には、別の通知を待つ間も予定表が必要です。そこで、まだ分からない額は「未確認」と書き、問い合わせる欄を決めます。介護保険料の決定額は市区町村の通知と担当窓口へ。年金振込通知書の表示は日本年金機構へ。質問を分けるほうが、確認した答えを家計へ戻しやすくなります。
住宅ローンの返済予定には、控除後振込額だけでなく、入金日と引落日を並べます。以下は私が提案する家計の確認手順です。年金の入金がある月でも、返済日までに口座へ入るかは別の確認になります。通知の到着を待つ間に、返済予定表と現在の口座残高を手元へ置くことはできます。
たとえば家計表の入金欄が未確認なら、「10月の年金額は照会中」と記入します。不足額を一つに決められなくても、現在の残高、返済日、返済額は分けて伝えられます。書類を完成させてから相談する必要はありません。準備する資料は住宅ローン返済相談の前に揃える書類と数字に整理しています。
ここで避けたいのは、天引きされた保険料を家計表でもう一度引くことです。控除後振込額を収入に置いたなら、その内側で既に引かれた額を二重に支出へ入れません。一方、別に納付する請求があれば別枠で扱います。自分の通知と請求を確認し、迷う項目は支払先へ尋ねてください。返済方法について聞く内容は返済方法変更の相談項目も参考になります。
年金の通知書を読む目的は、2026年10月の返済と生活費に使えるお金を確かめることです。大石浩之(磐田市/不動産業)として、私は、まだ決まっていない入金で返済予定を埋めません。帳面の空欄が埋まっても、引落日にお金が足りなければ困るのはその家族です。制度の説明を読み終えたことより、次に誰へ何を聞くかが決まったことを成果にしたいと考えています。
私にも、通知が届くまで待てば整理しやすい、という迷いはあります。けれど、返済日まで待ってもよいかは、この一般的な説明だけでは分かりません。金額の確定を待つことと、借入先への連絡を待つことは分けます。「年金の振込額が未確認で、次回返済に不安がある」と、そのまま伝える準備を提案します。受付時間を確認し、連絡する内容をメモに残してください。
退職後の返済全体を見直す場合は、年金生活に住宅ローンが残るときの確認も入口になります。ただ、通知書の「*」だけを理由に、家を売る結論へ進む必要はありません。当社は任意売却を率先して勧めず、買い取る側にも回りません。売却を検討する段階でも、売った後の住まいと生活費まで整理します。
今夜の一歩は、10月の欄にある三つの金額と「*」の有無を見つけることです。分からない欄を残しても、相談は始められます。詰んだと決めるのは、まだ早い。私はまず、返済日と手元の通知を並べる順番から案内します。
出典・確認日
2026年9月確認。確認日・公開日:。
大石浩之(磐田市/不動産業)
宅地建物取引士。返済に困った方の現在地と段取りを整理します。著者プロフィールと私たちの立場。
一次情報:https://www.nenkin.go.jp/section/faq/jukyu/uketori/tsuchisho/furikomi/kingaku/20220801.html
この記事のよくある質問
日本年金機構は、8月・9月の通知書で10月以降が「*」の場合、10月以降の金額を別の年金振込通知書で知らせると案内しています。「*」だけで支給停止や前回と同額とは判断しません。改めて届く通知を確認し、表示が分からなければ日本年金機構へ問い合わせます。返済予定の入金欄には、確かめられるまで「未確認」と記録してください。
年金支払額は天引き前の額なので、それだけでは同額と判断できません。保険料や税の控除が変われば、控除後振込額も変わります。特に10月は介護保険料の天引き額が変わる可能性があります。通知書の対象月と各控除欄を見比べ、予定額の注記があれば市区町村からの通知も確認します。家計には、確認できた控除後振込額と入金日を並べて記入してください。
通知の到着と借入先への相談は分けて考えます。返済日が近く、入金額が分からないなら、現在の残高、返済日と返済額、年金額が未確認であることを整理して連絡する準備ができます。不足額を確定できない事情もそのまま伝えてください。返済条件の変更が認められるかは借入先の判断になります。通知が届いた後に、確認できた金額を追加で伝える形にします。
ご相談
いまどの段階にいるかは 今どこにいるか、 当社のできないことは 私たちの立場 に書いてあります。
時間外も、できるかぎりお受けします。出られなかったときは、フォームかLINEにご用件を残してください。翌営業日にこちらからご連絡します。
LINEでのご相談はこちら(富士ヶ丘サービス共通の窓口です)
関連
富士ヶ丘サービス株式会社/宅地建物取引士 大石浩之(静岡県知事 第027186号)。 記事の内容は執筆時点の法令・公表資料にもとづきます。 個別の事案の見通しを示すものではありません。