防災用品を買えない月は、何から始めればよいですか?
家にある飲料水の容量と本数、食べられる食品、携帯トイレの使用回数を記録します。期限や保管状態も確かめ、足りない品を分けて書きます。在庫確認だけで備えが足りるわけではありません。生活費と返済予定を並べ、購入できる品・金額・日を決め、残る不足には次の確認日を付けるのがこの記事の提案です。
この記事の結論
Q:返済で余裕がなく、防災用品をまとめて買えません。 A:磐田市の防災備蓄は、家にある水・食料・携帯トイレを数えるところから始めます。市は2026年9月を備蓄強化月間とし、9月20日に家庭の備えを再確認するよう案内しています。不足と次の支払予定を並べ、買う品・金額・日を決めます。少量で十分という意味ではなく、目標までの不足を見える形にする提案です。
磐田市は2026年9月を「我が家の災害備蓄強化月間」としています。9月1日の市長定例記者会見資料では、水と携帯トイレを重点に啓発すると説明しています。9月20日の「家庭防災の日」には、各家庭へ配布するパンフレットを使い、備えを再確認する案内です。掲載ページの更新日は9月3日、この記事の確認日は9月16日です。
返済に余裕のない家にとって、備蓄品をまとめて買う出費は軽くありません。買い物を分ければ支出を分散できますが、揃うまで不足は残ります。在庫を調べただけで災害への備えが足りたことにはなりません。この限界を先に置いて、手を付ける順番を考えます。
私が良いと考えるのは、市が確認する品を水と携帯トイレに絞って示している点です。防災用品売場のセット全体を見て途方に暮れるより、台所と収納を確かめる入口になります。家庭で見直す日が示されていることも、家族に声をかけるきっかけになります。
そのうえで、返済家計へ届く案内には「買う前の棚卸し」も添えてほしいと思います。必要な物の一覧だけでは、全部を一度に買う話に見えてしまうからです。すでにある物を確認できれば、重複購入を避け、使えるお金を不足している品へ回せます。
意外に見落としやすいのは、家に食料があることと、災害時に食べられることの違いです。磐田市防災ファイル「非常持出品・備蓄品を準備しよう」は、できれば1週間分以上の備蓄を案内しています。そのうち食料3日分は、できるだけ調理不要な物としています。米や乾麺の袋数だけで、食べられる日数を決めないようにします。
返済が厳しい家の防災備蓄で、私が最初に提案する作業は在庫確認です。飲める状態で保管されている水、食べられる食品、使える携帯トイレを分けて書きます。新しい収納箱を買う必要はありません。紙でもスマートフォンのメモでも、家族が見返せる形なら始められます。
買い足す前に、家にある物を数える。私はこの順番を崩しません。防災のための買い物で、今月の生活費がさらに分からなくなっては困るからです。「お金がないから何もしない」と「一式買う」の間には、在庫と不足を確かめる作業があります。これは、備蓄の必要量を小さく言い換える提案ではありません。
| 家にある物 | 買う前に確かめること |
|---|---|
| 飲料水 | 容器の容量、本数、期限、保管状態。開封済みと未開封を分ける。 |
| 食品 | 期限と食数。そのまま食べられる物と、水・加熱が必要な物を分ける。 |
| 携帯トイレ | 箱数ではなく使用できる回数。袋・凝固剤など、製品の必要な部材が揃っているか。 |
食品は家族が実際に食べられる物かも確かめます。アレルギーや食べにくさがある物を、人数分として機械的に数えないためです。水も本数だけでは容量が分かりません。携帯トイレは商品ごとに使い方が異なるため、説明書と保管期限を確認します。一般のごみ袋だけを、携帯トイレと同じ備えとして数えないでください。
私は、賞味期限の近い食品を普段の食事で使い、その分を次の買い物で戻す形を提案します。食べ慣れない保存食を追加する前に、日常の食品を備蓄にも使えないかを見る。家計にも収納にも、そのほうが組み込みやすいと考えます。期限や保管条件は製品の表示に従います。
防災備蓄の購入額は、生活費と住宅ローンの支払予定を並べてから決めます。ここからは市が定めた購入順ではなく、宅地建物取引士としての私の提案です。家族の人数や必要な食品、すでにある物が違う以上、全世帯に同じ予算や商品セットは示せません。
メモには「足りない品」「今回買う数量」「店頭で確認した金額」「買う日」「残る不足」を書きます。水と携帯トイレの不足を先に見て、日常の食事で使える食品も確認します。特別な食事や衛生用品が必要な家族がいれば、その事情も購入順に反映します。金額は相場で埋めず、実際に買う品の価格を入れてください。
次に、購入予定日から次の収入日までの支払いを確認します。通帳の残高すべてを備蓄に使えるお金と考えず、食費、光熱費、通院や通勤の費用、返済予定も並べます。連休前後の支払日が曖昧な場合は、住宅ローン引落日が休日の場合の確認で、借入先へ聞く事項を整理できます。
私には「少しずつ買えばよい」と言い切ることへの迷いがあります。災害は家計の余裕ができるまで待ってくれません。一方で、備蓄の必要性だけを伝えても、買えない家の財布は変わりません。だから、目標を下げるのではなく、不足と買える範囲を分けて書きたいのです。買えない物にも次の確認日を付けます。
購入額を調整しても返済資金が不足するなら、防災費だけの問題にしないでください。次回返済日、返済額、不足見込みを整理し、借入先へ相談する準備をします。返済相談前に揃える書類と数字を使えば、未確認の欄を残しながら話す内容を整えられます。備蓄が揃うまで相談を待つ必要はありません。
2026年9月20日の家庭防災の日には、備蓄の数量だけでなく、置き場所と使い方も家族で確認します。市の案内は、配布するパンフレットで家庭の防災力を点検するものです。9月20日を購入の締切と読む必要はありません。パンフレットが手元になくても、在庫の記録は始められます。
私は、在庫メモに「確認した日」と「次に確かめる日」を入れることを提案します。買い足した人だけが知っている状態を避けるためです。携帯トイレの置き場所を知らなければ、品物があっても探すことになります。使い方は説明書を家族と読み、必要な部材も同じ場所で確認します。
備蓄品と、避難の際に持ち出す品は分けて考えます。磐田市防災ファイルも両者を分けて説明しています。家に置く水や食品を全量持ち運ぶ計画にはせず、持出品は取り出せる場所に置きます。備蓄があれば避難が不要になるわけではありません。家の危険と避難先の確認も、市の防災ファイルで進めてください。
被災前に備えを整える話と、被災後に住宅ローンの相談をする話も別です。被害が生じた場合の書類と返済相談は、り災証明書と住宅ローンにまとめています。この記事では、まだ被災していない家の在庫と支出に絞っています。
大石浩之(磐田市/不動産業)として、今夜の一歩は「水の容量と本数をメモする」でよいと考えます。携帯トイレがなければ、ゼロと書く。足りないことを責めるためではなく、次に使えるお金の行き先を決めるためです。家族に確認を頼めるなら、食品の期限も一緒に見てもらいます。
当社は任意売却を率先して勧めず、買い取る側にも回りません。返済が厳しいことから、家を売る結論へ飛ばないようにします。売却を検討する段階でも、その後の住まいと生活費まで整理します。詰んだと決めるのは、まだ早い。私は、家計と備えの順番を整えるところから案内します。
出典・確認日
市の案内、備蓄品の仕様・価格、金融機関の取扱いは変わる場合があります。購入順は家計整理の提案であり、災害時の安全や必要量の充足を保証するものではありません。防災の最新情報は磐田市、製品の使用方法はメーカー、個別の返済条件は借入先へ確認してください。法律の判断が必要な段階では、提携する弁護士・司法書士におつなぎします。ご自身で選んだ専門家への依頼も可能です。

大石浩之(磐田市/不動産業)
宅地建物取引士。住宅ローン返済に困った方の確認と相談の順番を整える立場です。著者プロフィールと私たちの立場。
一次情報:https://www.city.iwata.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/016/877/202609_01.pdf
この記事のよくある質問
家にある飲料水の容量と本数、食べられる食品、携帯トイレの使用回数を記録します。期限や保管状態も確かめ、足りない品を分けて書きます。在庫確認だけで備えが足りるわけではありません。生活費と返済予定を並べ、購入できる品・金額・日を決め、残る不足には次の確認日を付けるのがこの記事の提案です。
水と食料だけで十分とは判断できません。磐田市の2026年9月会見資料は、水と携帯トイレを重点に啓発しています。防災ファイルは、できれば1週間分以上の備蓄と、食料のうち3日分はできるだけ調理不要な物を案内しています。数量だけでなく、家族が食べられるか、使い方と置き場所が分かるかも確認します。
備蓄の購入額と日を見直し、生活費、次回返済日、返済額、不足見込みを一枚に整理します。購入を調整しても不足する場合は、借入先へ相談する準備を進めます。備蓄が揃うまで返済相談を待つ必要はありません。相談しただけで返済条件が変わるわけではないため、個別の取扱いを借入先に確認してください。
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富士ヶ丘サービス株式会社/宅地建物取引士 大石浩之(静岡県知事 第027186号)。 記事の内容は執筆時点の法令・公表資料にもとづきます。 個別の事案の見通しを示すものではありません。